2024/10/10修正して更新
災害時の水洗トイレは、断水・停電・汚水処理施設の故障など、さまざまな理由で使えなくなってしまいます。
また、避難所などでトイレを我慢するために、水・食事をとらない人もいて、栄養不足・脱水症状・エコノミークラス症候群などに陥ることがあります。
いつも使用している洋式トイレにビニール袋をかぶせ、中に凝固剤をいれ排せつ、使用後にビニール袋の口をしばって捨てるタイプ。
凝固剤で尿などの水分を固め、ビニールから排せつ物の漏れを防ぎます。
初めて使うときは便座にビニール袋を2重にかぶせ、使用後にビニール袋を1枚だけ取り出し捨てれば、便座内の水で床を汚すことなく使用することが可能です。
便座が割れない限り使用できるため、家庭では携帯トイレの備蓄をおすすめしています。
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組み立て式の簡易な便座・箱の中に、携帯トイレと同じようにビニール袋と凝固剤を入れて使うタイプ。
避難所ではトイレの数を増やすために使用しますが、箱タイプは座れなかったり便座が低かったりするため、足腰の弱いお年寄り・子供が使えないケースがあります。
東日本大震災で、避難所に仮設トイレが届いた日数は、3日以内が34%・4〜7日以内は17%となっています。
また、上下水道が仮復旧した日数は、平均で約35日となっています。
上記のことから、携帯トイレは7日分が必要になることが分かります。
また、1日にトイレに行く回数は平均4回〜7回とされており、最大で1人あたり7日×7回=49個の携帯トイレが必要です。
尚、通常のビニール袋は目に見えない小さい穴があるため、消臭剤を入れても排泄物のにおいを防げず、においが漏れ出します。
災害時はごみの回収も遅れるため、においを通さないBOSという防臭袋を使用した携帯トイレがおすすめです。