2024/10/10修正して更新
ネットや雑誌で「食べてはいけない超加工食品」というタイトルで、読んだ方もいると思います。
超加工食品とは、ブラジル・サンパウロ大学公衆衛生学部の研究者らが考案したNOVAという食品分類法に基づき、最も加工程度が高いランクに入る食べ物のことを指します。
赤字のグループ4が超加工食品。
※下表は朝日新聞デジタル「超加工食品」とはなにか がんや肥満とも関連?から 一部引用し編集作成
グループ1 | 野菜・果実などの加工されていない食品 |
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グループ2 | バター・ハチミツなど少し加工された食品 |
グループ3 | チーズ・缶詰など最低限加工された食品 |
グループ4 | スナック菓子・カップ麺・炭酸飲料・健康食品など加工度の高い食品 |
大手食品メーカーが量産する超加工食品は糖質・油脂を多く含み、多くの食品添加物が使われ食物繊維・ビタミンが少ないのが特徴です。
超加工食品は、フランスのパリ第13大学の調査で「超加工食品の摂取が10%増えるとがんリスクが12%上昇する(特に乳がん)とされ、死亡リスクが高く体重が増加するという結果がでています。
※フランスの調査は、成人約10万人を5年間追跡し女性が78%・平均年齢43歳。
また、楽天に超加工食品についての本が販売されてますので、一読すると良いでしょう。
超加工食品の定義は、NOVA分類グループ4から・・・
5つ以上の成分を含む産業用のもので、これらは超加工製品にしか見られないような、料理用には一般には使用されない物質(カゼイン、硬化油、加水分解タンパク質、液糖、香料、甘味料、着色料、安定剤、防腐剤、増量剤、乳化剤など)を含む。
上記の添加物が含まれない食品を選べば良いことになりますが・・・・
日本の場合、食品に表示されなくとも良い添加物もあるため、具体的に紹介していきます。
食品別にオススメ掲載(楽天に商品ある場合)してますので、食品表示を確認し日々の買い物に役立てると良いと思います。
インスタントラーメンの麺を揚げる油はパーム油がほとんど。
パーム油には、酸化防止剤としてBHAが添加されていますが、BHAは国内の動物実験で発がん性が指摘されています。
表示義務がないため「BHA」と商品には書かれていません。
※なるべく添加物を摂取しないために、スープは残しましょう。
上記の添加物には、リン酸塩が含まれている可能性があるため。
無塩せきとは、塩分を使っていないということではなく、製造時に発色剤を使用していないことです。
加工肉に使用されている食品添加物の主なものは、リン酸塩(Na)・ソルビン酸・亜硝酸Na。
冷凍食品の惣菜・揚げ物に使われる加工でんぷんは、11品目に分けられ人工的に作られたでんぷん。
11品目のうちの2品目は欧州食品化学委員会で、発がん性があるとして幼児用食品への使用が禁止されているが、日本の原材料表示ではすべて「加工でんぷん」と表示されているため、2品目が入っているかどうか見分けることができません。
●石井食品(チキンハンバーグ・おべんとクン「ミートボール」「とりそぼろ」
●セブンプレミアム(素材の味わいかぼちゃサラダ・8品目のあさりとひじきの煮物・9品目の黒米入りうの花)
カラメル色素はT〜WのW種類があり、VとWの2種類に発がん性物質「4ーメチルイミダゾール」が含まれている。
カレー・コーラ・お菓子など、着色されている食材にVとWが使用されています。
日本では、「カラメル色素」としか表記されていないため、VとWを見分けることができません。
果糖ブドウ糖液糖は、砂糖に比べ血糖値を急上昇させやすく、糖尿病の原因と心臓病リスクを高めるという研究結果があります。
人工甘味料も「マルチトール」以外は、糖尿病リスクを上昇させるとされています。
石油製品から科学的に作られている「タール系着色料」は、発がん性があるもの・子供の発達障害と関連があるとされるアルミニウムが含まれているものがあります。
安全なのは植物由来(クチナシ・アカキャベツ)の着色料。