2024/10/10修正して更新
無農薬栽培は、「農薬なし有機肥料あり」の栽培方法ですが、自然栽培は「農薬なし有機肥料なし」の栽培方法です。
自然栽培農法が生まれた背景には、個人的には硝酸態窒素の問題が絡んでいるのかと思われます。
自然栽培農法は、耕さず(不耕起)、除草せず(不除草)、肥料を与えず(無施肥)、農薬を使用せず(無農薬)に作物を栽培する方法です。
自然栽培農法は、不耕起・不除草の部分が人により違いがあり確かな栽培法はありません。
自然界には、作物にとって害虫と言われる虫もいますし雑草も生えますが、作物は立派に育ち肥沃な土ができます。
自然が持っている力を最大限に生かし、農薬・肥料を使用しなくても、自然の力で作物を育てるのが「自然栽培農法」です。
自然農法の考案者の違いで、栽培方法が違う場合もありますが、自然本来の力と作物自体が持つ力を生かした農法という点では共通しています。
下記の栄養価の結果は、野菜は小さい方を選びなさいの著者「岡本よりたか」氏が調べ、著書の中で公表しているものです。
他の自然栽培の野菜・果物・玄米なども、同じ栄養価であると考えて良いでしょう。
栄養価:慣行栽培(普通栽培)<有機栽培(無農薬・無化学肥料栽培)<自然栽培
栄養価:慣行栽培(普通栽培)<有機栽培(無農薬・無化学肥料栽培)<自然栽培
玄米・野菜・果物を選ぶときに、「どんな栽培方法のものを選ぶと良いですか?」と聞かれますが・・・・・
「健康に成長している野菜・作物であれば栄養価が高い」と判断して良いと思います。
つまりは、自然栽培だから栄養価が高い作物になるわけではなく、有機栽培(無農薬・無化学肥料栽培)だから栄養価が少ない作物ではないということです。
オーガニック生産者の一言アドバイス
サラダにドレッシングをかけることが当たり前になっている方を見かけますが・・・・・
野菜には味があるはずなのですが、味のない野菜を選び食感は野菜、味はドレッシングになっていませんか?
野菜から栄養を摂るには、栽培方法・大きさ・鮮度などから判断しましょう。